建物を支える最も重要な部分のひとつとして基礎があります。基礎がしっかりしていないと
上物をどんなに丈夫に造っても全て台無しです。
現在の基礎の主流は大きく分けて、布基礎とべた基礎になります。
さらに、メーカーによっては独自の基礎を開発しているところもあります。
基礎の役割として建物を支える事が大前提にあります。そして、床下の湿気から建物を守る
事も重要な役割のひとつです。日本古来の建物が高床式である事から分かるように、
床下の換気は非常に重要なのです。寿命の長い家を建てたいならば、基礎をしっかりと
施行し、換気対策を充分に取る事が必要です。
ここで勘違いしないで頂きたいのですが、床下を密封して完全乾燥にする事は換気対策とは
言えないという事です。基礎の上にくる土台は木材ですから呼吸をします。木が呼吸すると
いう事は、湿気を吸収したり放出したりするという事です。
逆に完全に乾燥状態で密封されてしまうと、木は呼吸出来ないと言う事になります。
そうすると木の本来の耐久性が損なわれてしまいます。
ここで言う換気対策とは、木が本来の機能を発揮する適度な湿度と新鮮な空気が常に床下を
循環する事であって、湿気を全て排除する事ではないという事です。
最近主流の基礎パッキンというものがありますが、基礎の上のコンクリートと土台が密着
せずに、2cm位の隙間が建物全体にある為、昔のように四角い換気口が必要なくなります。
また、基礎のコンクリートと土台が密着しない事でコンクリートに含まれる水分を直接土台に
吸い込ませる事が無くなり、耐久性の面でも向上したと言えるでしょう。
理想的なのは、しっかりと地盤調査を行い、地盤に見合った基礎をしっかりと施行する事では
ないでしょうか。
また、外周部以外の屋内の布基礎部分には、適切な位置に通気と点検に支障のない寸法の
開口部を設ける事が大切です。
この開口部がないと、床下の白蟻チェックも出来ないですし、配管設備に問題が生じても
メンテナンス作業をする事も出来なくなってしまいます。
基礎を構成しているのは鉄筋とコンクリートですが、それぞれ品質保証書というものが
ありますので、施工前にハウスメーカーなり工務店なりに保証書を要求する事が出来ます。
また、鉄筋の太さや組み方はメーカーによって様々ですが、コンクリートを打設する前の鉄筋を
組んだ状態をチェックすれば、きちんと施工されているか、そうでないかは一目瞭然です。
きちんと組まれた鉄筋は真っ直ぐ基礎の厚みの中心を通っていますが、雑な施工だと
中心を通らずにうねっていたりします。一般の人でも一見して直感的に雑だと分かるはずです。
コンクリートを打設してしまうと見えなくなってしまいますので、打設前に必ず現場を見る事を
おすすめします。
コンクリートに関しては、細かい事を挙げるときりがないですが、打設に際しては、ミキサー車
から、一度ポンプ車という攪拌してから圧送する車輌を経由して打設する事が好ましいです。
そうするとムラなく均一な品質でコンクリートを打設する事が出来ます。
あまり神経質になってもいけませんが、やはり基礎は家の要です。将来に渡って安心出来る
品質で施工したいものです。
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