平成15年10月5日

------------------------------------------------------------------
■セルロース断熱見学会のお知らせ

埼玉県上尾市にて、セルロース断熱で施工している現場がありますが、吹付け
作業が終わりましたので、ご希望の方には内部を見学して頂く事が出来ます。
内部壁面の作業に移行していますので、今の段階しか見る事が出来ません。
是非、この機会に御覧になって頂きたいと思います。ご希望の方はメールにて、
見学希望と明記の上、お申し付け下さい。あと1〜2週間で石膏ボードで塞いで
しまいますので、その前でしたら平日でも大丈夫です。

------------------------------------------------------------------
■コラム・・・『換気について』

今回は換気についてちょっと難しいお話をします。今までのお問合わせの中で、
換気方法についての内容が多いので、詳しくご説明します。中小の工務店の
中には、この換気方法に無頓着で知識のない所が多く見受けられます。
シックハウス症候群を防ぐ為の一番の方法は換気する事ですから、施主が
正しい知識を身につけておく事で、メーカーなり工務店の言いなりで、効率の
悪い換気システムを導入してしまう事を防ぐ事が出来ますね。

換気というのは汚れた空気と新鮮な空気を入替えする事ですが、換気には、
「風力換気」 「温度差換気」 「機械換気」の3種類があり、風力換気と温度差
換気は漏気とも呼ばれ、家のあらゆる隙間から外気が入り込み、室内の空気が
排出されます。風力換気は建物に風があたり、空気が隙間から入り込み、
風下側から室内の空気が出ていくというものです。温度差換気は外気と室内の
温度差で生じるのですが、家の中で温まった空気が軽くなり、上昇して、上の階や
屋根から排出されて、下部から、冷たく重い空気が進入してきます。これは冬場に
多い現象です。風力換気と温度差換気はクリーンで動力は必要としませんが、
風や温度差など制御できない自然現象に依存するので、計画的な換気は見込め
ません。また、最近の建物は気密が高いので、隙間による漏気も従来の日本家屋
よりも少なく、充分な換気は見込めません。従来の日本家屋は漏気が多く、
室内の温度が外気より5〜6度高ければ、無風状態でも1時間に3回程度の
空気の入替えがありましたが、最近の気密化された建物では1時間に0.2〜
0.3回に低下しています。よって、室内空気環境の悪化が深刻化して、シック
ハウス症候群などの社会問題に発展し、今年7月からは国土交通省がホルム
アルデヒド対策として1時間に0.5回以上の換気と24時間機械換気システムの
導入を義務付けました。

機械換気は、「第一種機械換気」 「第二種機械換気」 「第三種機械換気」の
3種類に分類されます。

「第一種換気」
給気、排気共に機械換気。最も確実に給気、排気が出来る。熱交換式にする
事で、外気の温度の影響を受けにくく、省エネにも繋がる。空気の流れを計算
した、計画的な換気が出来る。給気は各居室へ、排気は廊下や洗面、トイレ
などから行なうので、居室の汚れた空気は空気圧の低い廊下などに流れていき、
快適な室内環境が実現出来る。

「第二種換気」
排気は自然換気、給気は機械換気。クリーンルームのように、室内の空気を
清浄に保つ為に、機械給気で強制的に給気して、室内の空気の圧力を上げ、
外気の侵入を防ぐ事が出来る。通常あり得ないが、例えば、トイレや浴室に、
この方法を用いると、汚染された空気が居室や廊下に押し出されてしまう。

「第三種換気」
排気は機械換気、給気は自然換気。換気扇で強制的に空気を排気して、
室内の空気の圧力を下げ、給気口などから給気する。トイレ、浴室、キッチンなど
その部屋自体の汚染空気を他の部屋に流出させない為の換気方法。費用が
安く上がるので、一般住宅で多く用いられる。

第二種換気、第三種換気共に、自然換気を併用するので、外気温や風の影響を
受けて、計画的な換気をする事は難しい。また、熱交換型でなければ、外気温の
影響をもろに受け、冷暖房効率が落ちる事が懸念されます。よって、第一種
換気が最も効率的に換気する事が出来るので、お奨めです。また、第一種換気
には、ダクト式とダクトレス式があり、効率的に熱交換するには、やはりダクト式
がいいのではないかと思います。

基本的にこれら機械換気は空気圧の違いで、空気が動く性質を利用しています。
空気は圧力の高い所から、低い所に流れ込みます。例えば、キッチンや洗面、
浴室などの排水口から、下水などの悪臭が室内に漂ってくるような場合には、
室内の空気圧が低く、前述のような箇所から空気を吸い込もうとするのです。
排水口などは悪臭が逆流しないように水が溜まるようなトラップが付いているの
ですが、トラップが浅かったり、水を長時間流していないと水封が破れ、悪臭が
逆流してしまいます。このような現象が起きる時は、給気が少ないという事です。
給気が少ないという事は、新鮮な空気が足りない、室内の空気環境が悪化して
いるという事です。排気と同時に給気は欠かせないものです。換気扇だけ付けて
給気は自然にという第三種換気ではこのような現象が起きやすい事を覚えて
おいて下さい。


------------------------------------------------------------------
■編集後記

つい最近の事ですが、このメールマガジンを楽しみにしていますという感想を頂き
ました。とても嬉しい事です。ホームページで書ききれない部分を補う意味でも
さらに内容を充実させていこうと思います。また、こういった内容で詳しい説明が
欲しいというリクエストがありましたら遠慮なさらずお申し付け下さい。深く掘り
下げメールマガジンとして発行致します。

先日、過去のメールマガジンの編集後記を読み返してみたのですが、おすすめ
商品のご紹介コーナーのようになっていましたね(笑)まあ、それはそれで面白いと
思いますので、今後も健康に気を使った商品という事で、いい物があればご紹介
していこうと思います。今回はすでに読者様からお問合わせ頂いた、無垢の木材
を使ったベッドのご紹介です。仕様する木材はヒノキです。無垢の木材を使った
ベッドを探しても、ウレタン塗装を施したものばかりで、無塗装の無垢材を使って
作っている所はほとんどありませんでした。そんな中で見つけた家具工場です。
私が実際に使っている訳ではないので、感想は述べられませんが、ホームページ
を作っておられるので、興味がありましたら覗いてみて下さい。

マイスター・マトバ
http://www.hinoki-furniture.com/index.htm



                            記事編集者:田中 剛

★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★★☆★☆★☆★

-------------------------------------------
(株)栄光ホーム 代表取締役 田中 久之
〒333−0842
埼玉県川口市前川2−3−26
TEL:048−266−3399
FAX:048−266−3352
URL:http://www.eikoh-home.com/
E-mail:info@eikoh-home.com
-------------------------------------------



                  前のページに戻る